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錦織圭がカナダのナショナル・バンク・オープンで世界ランク11位のステファノス・チチパスにストレート勝利。
長期離脱を経ての復活を印象付ける見事なパフォーマンスで、ベスト16進出を果たしました。
ナショナル・バンク・オープンは、ATPマスターズ1000の一環として開催される大会で、
世界トップクラスの選手たちが集まるハードコートの競技会です。
錦織圭は、股関節と足首のケガにより長期離脱していましたが、
プロテクトランキングを使用して今大会に出場しました。
8月8日に行われたナショナル・バンク・オープン2回戦で、
錦織圭が第8シードで世界ランク11位のステファノス・チチパスと対戦。
錦織にとってはこの試合が今大会の初戦となりましたが、
期待を裏切らない堂々としたプレーで6-4、6-4のストレート勝利を収めました。
試合の序盤から、錦織は安定したリターンでラリー戦を制し、チチパスのミスを引き出すことに成功しました。第1セットの第2ゲームで錦織は最初のブレークを奪い、続く第6ゲームでも再びブレークを成功させて5-1と大きくリードを広げました。しかし、そこからチチパスが反撃を見せ、5-4まで追い上げられたものの、錦織は第10ゲームで15-40のピンチをしっかりと凌ぎ、セットを先取しました。
続く第2セットでは、錦織が序盤から攻め続け、第3ゲームでチチパスから再度ブレークを奪取。
チチパスはミスを減らし、強打を放つも錦織の安定感の前に得点を奪えず、錦織はブレークを許さないまま、
最後までリードを守りきって試合を締めくくりました。
試合後のオンコートインタビューで錦織は、
「この勝利は本当に大きな意味を持つ。良いプレーができたし、再び軌道に乗り始めたと感じている。
ステフに勝つのは簡単じゃないから、今日の勝利には本当に満足している」と語り、
復活への自信を覗かせました。
この勝利は、錦織にとってトップ20選手からの勝利としては、2021年の東京オリンピック以来、
約3年ぶりの快挙となります。また、ATPマスターズ1000大会でのベスト16進出は、
同年5月のローマ大会以来初のことです。
次に錦織が対戦するのは、第12シードのウーゴ・アンベールか、ポルトガルのヌーノ・ボルジェスのいずれかです。
今大会で見せた安定感と積極的なプレーを維持できれば、更なる勝ち進みが期待されます。
試合を重ねるごとに調子を上げている錦織の次戦にも、注目が集まります。
錦織圭対ステファノス・チチパスの試合のスタッツは以下のようになります:
試合スタッツ
主なポイント
- 錦織はブレークポイントでの成功率が高く、少ないチャンスを確実にものにした。
- 錦織の1stサーブ成功率はチチパスよりも高く、安定したサービスゲームを維持。
- チチパスはウィナーで上回るも、アンフォーストエラーが多く、試合を通じて流れを掴み切れなかった。
- 錦織はネットプレーでも優位に立ち、積極的な攻撃が功を奏した。
世間の声
- 昨晩の試合、チチパスの乱調もあったけど、錦織の全盛期を彷彿とさせるプレーは本当に痛快だったね。やっぱり故障さえなければ、まだまだ世界のトップクラスに通用する力があるんだなと改めて感じた。
- チチパスに1000シリーズで勝つなんて、いくら相手が不調とはいえ期待せざるを得ないよね。頑張れ錦織!
- ハードコートではまだチチパスにも勝てるんだなと実感したよ。
- なんと世界ランク11位のチチパスに、6-4、6-4のストレート勝ち!全仏やオリンピックの時は、もう年齢的に厳しいかなと思ってただけに、この勝利には驚いた。錦織選手、ごめんなさい。
- チチパスはシード選手で初戦だったからか、立ち上がりに硬さが見えて、バックハンドとかのストロークミスが多かったよね。それに対して、錦織選手は序盤から好調で、2度のブレークで5-2までリード。5-4の時にブレークポイントを凌いだのは本当に大きかった。全体を通して安定したプレーが光ってたよ。やっぱり元世界4位の実力、錦織選手は天才だと再認識した。
- 最後のゲームはちょっとヒヤヒヤしたけどね。ポイントで先行された時、もしあそこでブレークされてたら、流れが変わってたかも。
対戦相手チチパスと知った時、正直心配もしました。
34歳という年齢は確かにフィジカル的には低下している部分もあるかも知れないけど、
経験や技術、メンタル面にはプラスになる選手も確かに居ますよね。
かつてフェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー達に混ざってランキング4位に入ったことはダテじゃない!!