テニス ブログランキングへ
第106回全国高校野球選手権大会で、大社高校(島根)が早稲田実業(西東京)を延長11回のタイブレークで劇的にサヨナラ勝ちし、93年ぶりにベスト8に進出しました。今回はこの試合の詳細とともに、今大会の準々決勝の組み合わせを紹介します。
タイブレーク制度:延長戦で同点の場合、11回からは無死一・二塁で試合が再開されるルール。
全国高校野球選手権:毎年夏に行われる日本最大の高校野球大会で、甲子園で開催されます。
早稲田実業:過去に全国制覇の経験がある強豪校。今大会で9年ぶりのベスト8進出を狙っていました。
第106回全国高校野球選手権大会の3回戦で、32年ぶりに甲子園出場を果たした大社高校(島根)が、強豪・早稲田実業(西東京)を延長11回のタイブレークの末、劇的なサヨナラ勝ちで破り、1931年以来93年ぶりのベスト8進出を決めました。島根県勢としても、2021年の石見智翠館以来の8強入りとなります。
試合は1-2で迎えた9回裏、大社は無死一・三塁からスクイズを成功させ、土壇場で同点に追いつきました。その後、10回は両チーム無得点に終わり、タイブレークに突入。11回表ではエースである馬庭優太投手(3年)がピンチをしのぎ、その裏に自身がサヨナラ打を放って試合を決めました。馬庭投手はこの試合で149球を投げ、気迫のピッチングで早実打線を封じました。
一方、早稲田実業は9回裏の守備のミスが響き、タイブレークでサヨナラ負け。9年ぶりのベスト8進出を逃しました。
準々決勝は8月19日に開催され、以下の組み合わせで行われます。
第1試合:関東第一(東東京) vs 東海大相模(神奈川)
第2試合:青森山田 vs 滋賀学園
第3試合:京都国際 vs 智弁学園(奈良)
第4試合:神村学園(鹿児島) vs 大社(島根)
また、大社は今大会に出場した12校の公立校のうち、唯一ベスト8に進出した学校です。昨年に続いて公立校の8強がなしになる可能性もありましたが、大社がその壁を打ち破りました。
- スコアと展開:
大社高校が3-2で延長11回、タイブレークの末にサヨナラ勝ち。
試合の序盤から両チームの投手が好投し、1-2で迎えた9回裏に大社が同点に追いつきました。その後、タイブレークで決着がつきました。 - 安打数と犠打数:
大社は8本のヒットを放ち、チャンスを確実に活かしました。犠打3回を含む戦術的なプレーで得点を積み重ねたことが勝因です。
早実も6本のヒットを記録し、試合を優位に進める場面もありましたが、最後の決め手に欠けました。 - エラー数:
両チームともエラーは1つずつ。試合展開に大きな影響はありませんでしたが、9回裏の早実の守備ミスが同点に繋がり、結果的に試合の流れを大社に渡す形となりました。
投球数と投手のパフォーマンス: - 大社のエース、馬庭優太投手は149球を投げ、試合を完投しました。特に延長11回にピンチをしのぎ、攻撃に勢いをつけたことが勝利を引き寄せました。
早実の投手も135球を投げ、粘り強い投球を見せましたが、タイブレークでの失点が響きました。 - 四死球と三振数:
四死球数は大社が4、早実が3で、両チームとも制球力は安定していました。三振数は大社が7、早実が5で、どちらも好守備で守り切る場面が多かったことが伺えます。