記事の内容
- 日本のテニス人口は減少傾向にあり、特に中学生女子の競技参加者が減少している。
- テニスクラブやサークルの閉鎖的な雰囲気が新規プレーヤーの参入を妨げる要因となっている。
- テニスの楽しみ方を多様化させることで、技術向上以外の目的で参加する人が増える可能性がある。
- ダブルス練習においては、ポジショニングや動き方を中心に楽しさを重視した指導が有効。
- テニスの楽しみ方の一例として、ダイエット目的や自己肯定感を高めるレッスンがある。
- 特別なショットやパターンをかっこよく決める練習も楽しみ方の一つ。
- 健康や社交を目的とした、敷居の低いプログラムを提供することで、初心者や休眠プレーヤーを呼び戻せる。
情報の共有
- テニス人口減少の背景: 少子化やライフスタイルの変化により、日本国内でのテニス人口は減少傾向にあります。特に中学生の大会参加者数が減少しています。
- クローズドなコミュニティの影響: 長年テニスを続けているプレーヤーが幅を利かせることが、新規参加者や初心者を遠ざけることがあります。
- 楽しみ方の多様化: テニスは技術向上だけでなく、健康維持、社交、ストレス解消など多様な目的で楽しめます。新しい参加者を呼び込むためには、そのような多様なニーズに応えるプログラムが重要です。
- ダブルスの楽しみ方: ポジショニングや動き方を学ぶことで、ジュニアや初心者でもダブルスを楽しむことができ、シングルス重視のジュニア教育に新たなアプローチが必要です。
- スクールやサークル運営の提案: コーチや運営者がレッスン生のニーズを理解し、多様な目的に対応したプログラムを提供することで、テニス人口の再増加を目指せます。
最近、テニス人口減っているなとひしひしと感じている。
長男が中学生だったころ、中体連なんてドロー数めちゃくちゃ多かった!
会場も人でごった返してた。
けど、それから10年ちょい経った今、娘の中体連行くとかなり減ったなと思う。
女子は特にそう感じる。
僕が未だに卒業できていない、優勝か準優勝するとA級に上がれる登竜門的な大会も、
前田ドローのページが4ページは毎回あったのに、今では3ページないことが大半だ。
人口や、子供たちが減っていることもあるかも知れないが、テニスサークルやローカルクラブにも問題あると思う。
テニスコートって入りづらい感がある。
長くやっている人たちが幅を利かせて、閉鎖感あるし、
学生たちがガツガツやっていると、楽しく遊びでやるのが悪い気がする雰囲気があると思う。
テニスクラブでも方向性を考えた方がいい。
全員がうまくなることが目的ではないはず。
紹介した記事のように、かわいいウェアを着てテニスを楽しむのだって本当にありだと思う。
ぼくは娘と、その友達から初めて、今では女性やジュニアを中心としたダブルスだけの練習会を行っている。
ポジショニングや動き方を中心に、全英がボールを触れるようになるのを目指している。
あとは、とにかく楽しくやること!
ぼくももともとダブルスはあまり好きじゃなかった。
理由は前に居る時にボールを触れなかったから。
だから、息子にも指導できなかったし、自分もめちゃくちゃ下手だった。
(今でも技術的には下手なんだけどね)
息子が高校に入った時に、ダブルスうまい子が居た。
技術的にはめちゃくちゃうまい子ではなかったけど、何と言うかダブルス分かっていた。
人を観察する力があったし、動き方、ポジションの取り方がうまかった。
結局その子は、息子と同じ大学に行って、ダブルスも何度も一緒に組んでいた。
始めてダブルスを見て面白いと思った。
そこから自分なりにダブルスを学んだし、楽しくなった。
小学校や中学校のジュニアプレーヤーにダブルスのポジショニング、動き方、
そして楽しみ方を教えている指導者、ぼくは見たことがない。
ジュニアだと、どうしてもシングルス重視されるからだ。
娘は息子と違って試合で勝ち上れなかった。
ぼくの指導不足もあるかも知れないけど、モチベーションの低さが一番大きかった。
シングルスでモチベーションが低いのであれば、ダブルスを楽しんでもらえるんじゃないか?
そんな思いで、ダブルス教えるようになった。
しかも、モチベーションがもともと低い。
だったら、楽しんでもらえばいいじゃん!ってなった。
主に工夫しているのは以下の項目だ。
打ち方よりも動き方、ポジション中心で、前衛ではミスをしてもボールを触ると評価する。
アップでは鬼ごっこなど楽しいメニューを入れる。
おやつタイムを設ける。
今年は受験生だた、週に1回、リフレッシュになるように続けるつもり。
テニスクラブやサークルも、こういう方向で目を向けるといいと思う。
多様性を意識すればいい。
うまくなることだけが目的ではない…じゃ、どういう需要があるか。
いくつか考えてみた。
- ダイエット目的
ラリーだとレベルによっては続かないから、球出しマシンなどを使ってとにかく打ちまくる。
ボール拾いも売ったら拾って加護に入れるから、無限ループ!
スクールならコーチは後ろでアドバイスというよりは応援すればいい(笑)
「ファイト!」「素敵なショットだ!」「あなたならできる!」って。
自己肯定感も上がって、より効果が上がるはずだ。 - 自己肯定感を爆上げレッスン
マシンでも球出しでもいいから、とにかく褒めまくりながら打たせる。
アドバイスする時は、出来てないことより、出来ていることを言って、その上で「もう少しこうしたらもっと素敵だ」というように誘導するようなアドバイスにしよう。
できたらコーチがイケメンや、美女だともっと効果が上がるはずだ。 - かっこよく決めるパターン特化
とにかくかっこよくポイントを取るパターン練習ばかりやる。
中二病が好きそうなかっこいい技名にしてもいいだろう。
もちろん、何度も決まるわけじゃない。
10回に1回でも決まったら、みんなでたたえ合おう。
そして、動画を取るともっといい。
こんな感じで、もっとテニスに他の目的や楽しみ方を求めてもいいはず。
高齢者も増えて来ているし、健康やコミュニケーションを主軸にしたものがあってもいい。
「テニス人口減っているんだよねぇ」
だったら楽しみ方を増やして、眠っている経験者を掘り起こしたり、
初心者が楽しめる敷居の低いものを提供すればいいと思う。
スクール経営者は、レッスン生に本当に聞いてみてください。
いろいろ需要があるはず。
ってなわけで、テニスはうまくなるだけが目的じゃないです。
視点を変えて、目的、楽しみ方を増やせば、テニスコートに行きたくなる人増えるはず。
ぼくの知人で淑女の皆さまでテニスされているサークルがあるが、
そこではキャンパーばりにテントを用意し、お菓子やお茶をたくさんも父寄って、
テニスと同じくらいおしゃべりティータイムをしている。
冬場なんかガスストーブまで持ってきているこだわりようだ。
本当こういうのでもいいんですよ。
コートに来ておしゃべりしながらお茶したって。
テニスは至高のスポーツなんて思わず、テニスコートでたくさん楽しめばいい。
そんな視点を持って、テニスコートで楽しそうにワイワイしとけば、
通りかかった未経験者も、足が向くようになるんじゃないかな。