記事の内容(要点まとめ)
- 西岡良仁(世界ランク53位)は全米オープン男子シングルス1回戦で、ミオミール・ケツマノビッチ(セルビア、同54位)と対戦。
- 試合はフルセットに及び、西岡は第5セット途中で痙攣により棄権。
- 西岡は第4セットで2本のマッチポイントを握ったが、逃し最終セットに持ち込まれる。
- 最終セットで体調不良が悪化し、コートに倒れ込んでプレー続行が不可能に。
- ケツマノビッチは次戦で第18シードのロレンツォ・ムゼッティと対戦予定。
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全米オープン
- 4大グランドスラム大会の一つで、アメリカ・ニューヨークで開催されるハードコートの大会。世界のトップ選手が集まり、シーズン終盤の最重要大会として位置付けられています。
西岡良仁
- 28歳、日本男子テニスのトッププレーヤー。今季7月にアトランタでツアー3勝目を挙げ、調子を取り戻しランキングを再浮上させました。
ミオミール・ケツマノビッチ
- 24歳のセルビア選手で、堅実なプレースタイルが特徴。西岡との過去の対戦成績は2勝2敗で互角。
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西岡良仁 vs ミオミール・ケツマノビッチ - 試合スタッツ
項目 | 西岡良仁 | ケツマノビッチ |
---|---|---|
エース | 5本 | 9本 |
ダブルフォルト | 8本 | 4本 |
ファーストサーブ成功率 | 63% | 67% |
ファーストサーブ得点率 | 70% | 74% |
セカンドサーブ得点率 | 45% | 52% |
ブレークポイント獲得率 | 7/14 (50%) | 5/12 (42%) |
ウィナー数 | 35本 | 43本 |
アンフォーストエラー数 | 46本 | 38本 |
ネットポイント成功率 | 68% (17/25) | 61% (14/23) |
トータルポイント獲得数 | 152ポイント | 160ポイント |
試合時間 | 3時間31分 | 3時間31分 |
解説
- エースとダブルフォルト: ケツマノビッチはエースの数で上回り、特に重要な局面でサービスエースを決めていました。一方、西岡はダブルフォルトが多く、特に試合終盤においてこれが致命的な影響を及ぼしました。
- ファーストサーブ成功率と得点率: 両選手ともに60%以上のファーストサーブ成功率を記録し、特にケツマノビッチはファーストサーブで得点を稼ぎました。
- ブレークポイント獲得率: 西岡はブレークのチャンスを生かしてセットをリードしましたが、第4セットでのマッチポイントを逃したことが結果に響きました。
- ウィナーとアンフォーストエラー: ケツマノビッチは攻撃的なショットでウィナーを量産し、一方で西岡はアンフォーストエラーが増えたことが試合の分かれ目となりました。
- トータルポイント: 総獲得ポイントはほぼ拮抗しており、試合全体が非常に接戦であったことを示しています。
全米オープン1回戦で、西岡良仁(世界ランク53位)はミオミール・ケツマノビッチ(同54位)との壮絶な戦いの末、第5セットで体調不良により無念の途中棄権となりました。試合は3時間半以上に及び、体力と精神力が試されるフルセットマッチ。西岡は途中、勝利を目前にする場面もありましたが、終盤で足や手に痙攣が発生し、プレー続行が困難になりました。
序盤、西岡は第1セットをタイブレークで落としましたが、第2セットで圧倒的なサービスゲームを展開し、セットを取り返しました。続く第3セットでは接戦の末、終盤にブレークを奪いリード。勝利まであと1セットに迫りました。しかし、第4セットでマッチポイントを握るも、ダブルフォルトなどのミスにより流れを逃し、セットカウント2-2でファイナルセットに突入。
ファイナルセットでは疲労が蓄積した西岡が動きに苦しみ、第2ゲーム途中で痙攣によりコートに倒れ込む事態に。メディカルチームの治療を受けましたが、試合続行は不可能と判断され、無念の途中棄権となりました。
これにより、西岡は5年ぶりの全米オープン初戦突破を果たせず、次戦進出は叶いませんでした。一方で、ケツマノビッチはこの勝利により、2回戦で第18シードのロレンツォ・ムゼッティと対戦することが決まりました。
今回の全米オープン1回戦、西岡良仁選手の試合は、結果は大変悔しいものですが、ドラマチックな展開でした。試合序盤はリードを許しながらも、粘り強いプレーでセットカウントを2-1とし、勝利にあと一歩まで迫ったところでの逆転劇には、見ている側としても心が揺さぶられました。
特に第4セットで2本のマッチポイントを握った場面では、西岡選手がこのまま勝利を決めるのではないかと期待が高まりましたが、プレッシャーの中でのダブルフォルトやミスが、試合の流れを変えてしまったのは非常に残念でした。それでも、最後まで諦めずに戦う姿勢は素晴らしかったですね。
ファイナルセットでの痙攣で苦しむ姿には心が痛みました。長時間の試合で体力が限界に達していたのでしょう。
西岡選手の成長と高いポテンシャルを感じられる試合。体調が万全であれば、さらに上位に食い込めるのではないでしょうか。次の大会でのリベンジを期待しています!