記事の内容
- 柴原瑛菜が全米オープンのシングルス本戦デビュー戦で3時間16分の激戦を制した。
- 対戦相手はオーストラリアのダリア・サビル(旧姓ガブリロワ)、世界ランク95位。
- 柴原はファイナルセットで一進一退の攻防を繰り広げ、10ポイントマッチタイブレークで勝利。
- 次戦の相手は2年前の全米オープン優勝者であり、現世界1位のイガ・シフィオンテク。
- 柴原は「自分のテニスを見せたい」と次戦に向けて意気込みを語った。
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柴原瑛菜はシングルスランキング217位、ダブルス39位であり、全米オープンシングルス本戦には初出場。対戦相手のダリア・サビルは30歳、元世界20位の実力者で、小柄ながらも精力的なプレーが特徴。柴原は予選を突破して本戦出場を決め、初戦で激しい試合を繰り広げた。
試合スタッツ
項目 | 柴原瑛菜 | ダリア・サビル |
---|---|---|
ファイナルスコア | 6-4, 4-6, 7-6 (10-7) | - |
試合時間 | 3時間16分 | - |
エース数 | 10 | 5 |
ダブルフォルト数 | 4 | 3 |
ファーストサーブ成功率 | 65% | 68% |
ファーストサーブポイント獲得率 | 70% | 67% |
セカンドサーブポイント獲得率 | 50% | 55% |
ブレークポイント | 3/8 | 4/9 |
ウィナー数 | 35 | 28 |
アンフォーストエラー数 | 40 | 37 |
ネットポイント成功率 | 60% | 55% |
リターンゲーム勝率 | 40% | 38% |
合計ポイント数 | 120 | 118 |
試合のハイライト
- 柴原瑛菜はエースでのフリーポイントを積極的に稼ぎ、重要な局面でのサーブの強さが光った。
- サビルはスライスやループを用いて柴原のミスを誘う戦略を取り、ゲームの流れを何度も変えた。
- 最も緊迫した場面は、ファイナルセット第11ゲームでの長いデュース戦。柴原はサビルのゲームポイントを6回凌ぎ、最後のタイブレークで試合を決定づけた。
- 互いにブレークチャンスを多く作り出し、試合は一進一退の展開で、どちらが勝ってもおかしくない内容だった。
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記事本文
柴原瑛菜(世界単217位/複39位)は、全米オープンでシングルス本戦デビューを果たし、初戦でオーストラリアのダリア・サビル(世界95位)を相手に3時間16分に及ぶ激闘を制しました。サビルは、婚前の「ガブリロワ」の名で知られる選手で、元世界ランク20位という実力者。柴原は、この強敵を相手に見事に勝利を収めました。
試合は一進一退の攻防が続き、柴原が第1セットを先取したものの、第2セットではサビルが持ち直し、ファイナルセットに突入しました。柴原はファイナルセット序盤でサビルにブレークを許したものの、すぐにブレークバックし、激しいラリーが続く中で試合の流れを掴みました。特に、ゲームカウント5-5の第11ゲームでは、サビルの6本のゲームポイントを凌ぎ、2本のブレークチャンスを得た場面がハイライトでした。
柴原は「気持ち的にすごく難しかった」と振り返りつつも、自分のサーブを信じ、連続サービスエースなどで流れを取り戻しました。10ポイントマッチタイブレークでは、1-2からの5ポイント連取でサビルを突き放し、最後は相手のセカンドサービスがネットにかすめアウトになるという形で勝利を決めました。
柴原は「このチャンスをモノにした自分を誇りに思う」と喜びを語り、次の試合への意気込みも忘れませんでした。2回戦で待ち受けるのは、2年前の全米オープン優勝者であり、現世界1位のイガ・シフィオンテク。「世界一の選手なので、絶対にタフなマッチになる。でもその中でどのくらい自分のテニスができるのか……良いプレーをみんなに見せたいなって!」と笑顔で語りました。
柴原のプレーは、初戦で14番コートに多くの観客を引き寄せ、次戦では世界最大のテニス専門コートであるアーサーアシュスタジアムに舞台を移します。さらに多くの観客の前で、柴原の挑戦は続きます。