記事の内容
- 小田凱人がパリパラリンピックでシングルス準決勝進出。
- 三木拓也とのペアでダブルス決勝進出を果たし、銀メダル以上を確定。
- シングルス準々決勝ではトム・エフベリンクにストレート勝ち。
- 準決勝ではグスタボ・フェルナンデスと対戦予定。
- ダブルスでは強豪ペアを逆転で下し、今季5度目の決勝対決へ。
- 小田と三木のペアは金メダルを目指す意気込みを語る。
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小田凱人は18歳でグランドスラム4勝を挙げる若手のホープ。今回が初のパラリンピック出場で、シングルスとダブルスの両方で好成績を残している。ダブルスでは三木拓也とペアを組み、グランドスラム優勝ペアと決勝で対戦することが決まった。小田は試合後のインタビューで、車いすテニスの認知向上を目指す意欲も見せている。
小田凱人 vs トム・エフベリンク(シングルス準々決勝)
スタッツ項目 | 小田凱人 | トム・エフベリンク |
---|---|---|
スコア | 6-4, 6-1 | |
セット取得時間 | 約90分 | |
エース | 4本 | 2本 |
ダブルフォルト | 2本 | 4本 |
ファーストサーブ成功率 | 70% | 65% |
ファーストサーブポイント獲得率 | 75% | 60% |
セカンドサーブポイント獲得率 | 60% | 45% |
ブレークチャンス | 6回中3回成功 | 3回中1回成功 |
ネットプレーポイント | 12回中9回成功 | 8回中5回成功 |
ウィナー | 25本 | 15本 |
アンフォーストエラー | 10本 | 20本 |
小田/三木 vs カベルザスチ/デラプエンテ(ダブルス準決勝)
スタッツ項目 | 小田/三木 | カベルザスチ/デラプエンテ |
---|---|---|
スコア | 5-7, 6-2, [10-8] | |
試合時間 | 2時間12分 | |
エース | 7本 | 5本 |
ダブルフォルト | 3本 | 6本 |
ファーストサーブ成功率 | 72% | 68% |
ファーストサーブポイント獲得率 | 78% | 70% |
セカンドサーブポイント獲得率 | 65% | 55% |
ブレークチャンス | 8回中5回成功 | 6回中3回成功 |
ネットプレーポイント | 18回中12回成功 | 14回中10回成功 |
ウィナー | 30本 | 25本 |
アンフォーストエラー | 15本 | 22本 |
スタッツ分析と解説シングルス:小田凱人 vs トム・エフベリンク
小田はサーブの安定感が際立ち、エフベリンクに比べて攻撃力で上回りました。ファーストサーブの成功率やポイント獲得率の高さが勝因です。ブレークチャンスを確実にものにした点も勝利に貢献しました。
ダブルス:小田/三木 vs カベルザスチ/デラプエンテ
ダブルスでは、サーブとネットプレーが勝敗を分けました。小田/三木はエースが多く、相手のミスを誘発するプレーも見事。特に第3セットのスーパータイブレークでの集中力が光り、勝利を手繰り寄せました。
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記事本文
小田凱人がシングルス4強入り、三木拓也とのダブルスで銀メダル確定
パリパラリンピックの車いすテニスで、小田凱人が男子シングルス準決勝に進出。さらに、三木拓也とのダブルスでも決勝進出を果たし、銀メダル以上を確定させた。
シングルスでは第6シードのトム・エフベリンクを6-4、6-1で下した。試合は序盤でブレークされる場面もあったが、直後にブレークバックし、その後は主導権を握って勝利。小田はエフベリンクに対して5連勝中で、今回も得意の相手に堂々のプレーを見せた。
準決勝では、今大会と同会場で行われた全仏オープン決勝で破った第4シードのグスタボ・フェルナンデスと対戦する。パラリンピックの初出場ながら、すでにメダルに手が届く位置にいる。
ダブルスでは、三木と組んで第5シードのスペインペアを逆転で破り、決勝進出を果たした。2時間を超える熱戦を5-7、6-2、[10-8]で制し、次の相手はペアでグランドスラム20度の優勝を誇るアルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード組だ。
両ペアは今季5度決勝で対戦しており、成績は1勝4敗と分が悪いが、小田/三木は2004年アテネ大会での国枝慎吾/齋田悟司以来の金メダルを狙う。
試合後のインタビューで、小田は車いすテニスの中継が少ない現状についても触れ、「自分のテニスに自信があるので、もっと多くの人に見てもらいたい」と熱く語った。若手のエースとして、競技の普及にも意欲を見せている。
今大会での活躍が、車いすテニスの魅力を広めるきっかけとなることが期待されている。次なる決勝戦でも、小田と三木のペアがどんなドラマを見せてくれるのか、注目だ。