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2024年8月26日に開幕する全米オープンに、引退を発表している元世界ランク3位のドミニク・ティームが
ワイルドカードで出場することが決定。
ティームにとって、これが最後のグランドスラムとなる見込みで、
他にも注目の選手たちがワイルドカードで参戦する。
全米オープンは、テニスの4大大会のひとつであり、
毎年アメリカのニューヨークで開催されるハードコートのトーナメント。
ワイルドカードとは、ランキングや予選で本戦出場を決められなかった選手に対し、
主催者が特別に与える出場枠のこと。今年は、ベテラン選手や若手有望株がこの枠でエントリーされている。
2024年シーズンをもって引退を表明しているドミニク・ティームが、
最後のグランドスラムとなる全米オープンにワイルドカードで参戦することが決定した。
ティームは2020年に全米オープンで初の四大大会制覇を達成しており、
その実力と記憶に残るプレーで多くのファンを魅了してきた。
しかし近年、度重なるケガや調子の低下に苦しみ、現在の世界ランキングは211位まで落ち込んでいる。
ティームはこれまで、全仏オープンで2度(2018年、2019年)の準優勝、全豪オープンで1度(2020年)の
準優勝を経験し、キャリア最高ランクは世界3位と輝かしい成績を誇る選手だ。
今年5月には引退を表明しており、今回の全米オープンが彼にとって最後の大舞台となる。
また、他のワイルドカード選手として、2016年の全米オープン王者で39歳のスタン・ワウリンカもエントリー。
彼もまた、かつて世界ランク3位に君臨し、キャリア後半ながら再び注目を集めている。
さらに、クリストファー・ユーバンクスや期待の若手選手たちも参戦予定で、
今年の全米オープンはベテランと若手の熱い戦いが見どころとなるだろう。
ワイルドカード枠は限られており、特に大舞台でのベテラン勢の奮闘に注目が集まる中で、
ティームがどのようなパフォーマンスを見せるかが大きな焦点となっている。
ドミニク・ティーム(Dominic Thiem)は、オーストリア出身のプロテニス選手で、力強いベースラインプレーと多彩なショットを駆使するスタイルが特徴です。以下に、彼のプレースタイル、戦績、経歴について詳しく紹介します。
プレースタイル
ティームのプレースタイルは、パワーとスピンを生かした攻撃的なベースラインプレーが基本です。特に、フォアハンドの強烈なトップスピンショットと、片手バックハンドが彼の代名詞です。片手バックハンドは、クレーコートでのプレーにおいても特に効果的で、強烈なスピンと角度をつけたショットを武器にしています。
また、ティームはディフェンスも非常に優れており、激しいラリーでも安定感を保ちながらカウンター攻撃に転じることができます。体力面でも非常にタフで、長い試合やフルセットにも対応できる持久力を持っています。クレーコートでの実績が特に高い一方で、ハードコートでもトップ選手と渡り合える万能型の選手です。
戦績
ティームは、キャリアを通じてATPツアーで17勝を挙げており、その中には2020年の全米オープンでのグランドスラム初優勝も含まれます。この優勝は、ティームにとっても待望のもので、全米オープンでは歴史的な逆転劇で初のタイトルを獲得しました。
また、全仏オープンでは2018年と2019年に2年連続で準優勝を経験しており、クレーコートでの実力を証明しました。全豪オープンでは2020年に準優勝を果たし、ハードコートでも高いレベルのプレーを披露しています。
主な戦績
全米オープン:優勝 (2020年)
全仏オープン:準優勝 (2018年, 2019年)
全豪オープン:準優勝 (2020年)
ATPツアー優勝:17回
経歴
ティームは1993年にオーストリアで生まれ、ジュニア時代から将来を嘱望されてきました。2011年にプロ転向後、2014年頃から徐々に頭角を現し、2016年に初めてトップ10入りを果たしました。その後、2018年から2019年にかけての全仏オープンで準優勝を経験し、クレーコートでの強さを発揮します。
2020年にはキャリアのハイライトとなる全米オープン優勝を達成。この優勝により、長年の努力が実を結び、ビッグタイトルを手にしました。しかしその後、手首の怪我やフォームの不調により、ランキングを大幅に落とし、近年は苦しい時期を過ごしています。
2024年シーズンをもって現役引退を表明しており、今後は彼の最後の試合が注目されています。
ドミニク・ティームと言えば、2020年全米オープン決勝、アレクサンダー・ズベレフ戦、覚えてます。
特に第5セットでの逆転劇!テニス史に残る名シーンとなりました。
最後のタイブレークで全力を尽くし、ついにグランドスラム初優勝を掴み取った瞬間は、多くのファンに感動を与えたはず!
今回の全米オープン、ティーム最後の雄姿も注目です!