本日の内容
- 「その魔球に、まだ名はない」概要
- ジェンダー
- 読み聞かせについて
「その魔球に、まだ名はない」概要
1950年代、主人公はケイティ・ゴードンという野球が大好きな10歳の女の子。
しかも、ナックルボールを投げられ、近所の男子でも打てないという剛腕。
ケイティの活躍を描いた物語かと思いきや、内容は男女差別についてでした。
男子と間違えられリトルリーグのスカウトから声をかけられ、
選抜試験を受け見事合格したのに、女子と判明するとケチをつけられてしまいます。
そこから、ケイティのマウンドは図書館へ移り、反撃を開始するというもの。
野球を通して男女差別を分かり易く説明した良書だなと思いました。
ジェンダー
近年「ジェンダー」という言葉が広まりつつあります。
娘のあーちゃんが推している歌い手も、性同一性障害や無性などと聞いたことがあります。
先日、中学校の制服採寸へ行ったのですが、今は男女関係なくズボンやスカートを選択できます。
昭和生まれの私世代には、なかなか理解するのが難しい世界でもありますが、
子供と一緒に読むと、考える材料になると思いました。
話は少しそれるのですが、SF小説「三体」の確か第3部の「死神永生」だったと思いますが、
男性の見た目や体つきが女性に近づいて行って、見た目では男女の区別がつきづらい世の中が
描かれていました。
読み聞かせについて
娘が幼稚園のころから続けて来た読み聞かせ。
小学6年になった今も続けています。
娘が「もういいよ」って言うまでは止めなくていいかなと思っています。
図書館に時々行って娘が選んだ本だけでなく、私が興味を持った本、
妻が新聞などのオススメに載っていた本などを借りて来ます。
今でもたまに絵本も借りたりしますが、子供向けの本って分かり易く伝える工夫がされてて、
普段書籍に接しない方でも無理なく読めます。
今回の「その魔球に、まだ名はない」は、読み聞かせには少し長いですが、
小学校高学年以上であれば、歴史的背景や野球について少し解説したり、
調べたりすれば面白く読める本でした。